スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消せます。

住育について

毎日新聞 2010年4月26日 東京朝刊の記事より

じっくり家を買う前に:/1 「住育」を始めよう
 「いつかは庭付き一戸建て」、そんなフレーズをあまり聞かなくなった。終身雇用や年功序列が徐々に崩れ、不況は長引く。若い世代ほど、物にこだわらなくなった。多くの人にとって人生で最も高い買い物の家に対する考え方は多様化している。だからこそ、「それでも買う」際に賢い消費者になるための道のりを考えたい。【鶴谷真】

 ◇「人生設計」を土台に
 「資金、地盤、構造、法律……。実印を握る手が汗ばむような局面になって初めて、私たちは住まいに関する体系的な教育を一切受けていないことに気づく」と話すのは、東京のコピーライター、竹島靖さん(50)。自身のマイホーム購入体験から学んだもろもろをかみ砕いてまとめた著書「住育(じゅういく)のすすめ」(角川SSC新書)を07年秋に出版した。住育とは、住まいに関する教育のこと。その必要性と方策をつづった本だ。

 竹島さんは05年4月、妻が「今後10年家賃を払えば2000万円かかる。このお金で家を買いたい」と言ったのを機に、購入へ動き始めた。自身は幼少から19回の引っ越し経験があり、持ち家を考えたことはない。

 「そもそも持ち家か賃貸か」「一戸建てかマンションか」「都心か郊外か」。スタートの段階から竹島夫妻は、何度も正座して一触即発、息詰まる話し合いを余儀なくされたが、基本的な知識の不足で話が進まない。竹島さんは住まいに関する本を何冊も読み、セミナーへも通った。

     □

 知れば知るほど痛感したのは「家の市場は、新築も中古も熟成していない」ということ。買った後にメンテナンスするという意識が業界に乏しく、これでは買うだけで資金が尽きてしまいそう。中古となると検査済み証や設計図がない物件が多い。「ブレーキの利かない車が走り回っているようなもの」。欠陥住宅をつかまされるかどうか、ギャンブルに近い。住育開始の半年後に耐震データ偽造事件が発覚し、さらにショックを受けた。

 当時、長男は3歳だったうえ、妻は妊娠中。新築は化学物質が心配だった。音の問題を警戒して、マンションは対象から外した。ある土地を検討中、専門家に相談すると「地盤が『不同沈下』すればジャッキアップに500万円かかる」と言われて震え上がった。結局、一定期間の耐久試験を経たのと同じと考え、中古一戸建てに絞った。

 業者に紹介された物件は、徹底的に自分の足で検分した。曜日と時間を変え、何度も訪ねる。深夜2時に歩いたことも。図書館で関東大震災時の被害地図、役所では災害の危険度マップや液状化予測図を見つけた。近所の飲食店や理髪店で“聞き込み”し、どんな人が住んでいるかを探った。「私はローンを組めるぎりぎりの年齢で、長男の幼稚園選びと妻の出産が迫って時間がない。とにかく必死でした」

 買った築8年の家は、契約前に既存住宅性能表示制度を使って検査し、不同沈下や雨漏りがないことを確認した。06年2月、正式に契約。その後、耐震補強工事の際にわずかながらシロアリの食害が見つかり、冷や冷やは続いた。

     □

 竹島さんが挙げる住育のスタートは「人生設計」だ。「死ぬまでにやりたいことを10個くらい書き出してみて。私たちは家を買うために生まれてきたのではない。そして、夫婦で住まいに関する本を読むこと」。今日から住育を始めよう。=つづく(毎月最終月曜に掲載)

==============

 ■+α

 ◇準備期間、2年は必要
 長年住み継がれる家の普及を目指して、消費者をサポートするNPO法人「住宅長期保証支援センター」(大阪市中央区)の鈴森素子・専務理事も住育の必要性を訴える一人だ。「住まいのトラブルに関する相談の7割近くは、基本的な知識があれば防げたもの」という。「戸建て、マンションの建てられ方や売られ方の大きな仕組みを把握し、自分に接近してくる人の立ち位置を知ることが肝心」

 「そもそも、家を衝動買いする人が多いのが問題。売る側と買う側の知識量に差があり過ぎて、買った後まで目が行かない。買うのであれば、せめて2年間の準備期間をおいてほしい」と話している。


以前お会いしてお話いたしました。
僕らの業界も勉強することがたくさんありました。


屋根は建物の中で壁・柱・梁・床・基礎と同じく主要構造部に挙げられています。
中古住宅購入時には、屋根診断も受けた方がよいかも知れません。




trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

先週末、理事会に参加

もう先週末のことだが、建築士会阪神支部の理事会があったので参加してきた。 いつものごとく大したことは会議してないのだが、理事会に参加するたびいつも建築士会って本当にこのままでいいのだろうか?と深く考え込んでしまう。 今回は来月に控えた阪神支部の総会に...

comment

Secret

桑名で住育の講演があります。

こんにちは。竹島靖です。

おかげさまでこの11月13日、桑名市民会館で住育の講演をさせていただきます。「近畿あーきてくと2010」の講演が好評だったおかげでしょうか、そのあと講演のオファーが続きました。今回の講演は二時間です。一生を変える二時間。生活者のかたにとって、そんな講演になるよう準備中です。

遅くなりましたが、下記は桑名の講演の概要です。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。業界による住育の取り組みも期待しています。
http://www.mie-takken.or.jp/pdf/hureai10.pdf

コピーライター・住育研究家=竹島靖

No title

こんばんは。『住育のすすめ』著者の竹島靖です。遅くなりましたが、ブログに取り上げてくださり、ありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
この10月にも、川崎市で住育の講演をさせていただくことになりました。
きょうの東京は、秋雨が降っております。
ハイブリッドコピーライター竹島靖
プロフィール

鏨

Author:鏨
YSメンバーズブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード